家の中の時間は、
外とは少しだけ違います。
にぎやかな声が、
窓の向こうから聞こえていても、
この場所では、
それが少し遠くに感じられることがあります。
同じ一日でも、
ここにいると、少しだけ長くなる。
急ぐ理由もなく、
何かをしなければいけないわけでもない。
ただ、
湯のみの湯気がゆっくりと消えていくのを
眺めている時間。
縁側には、
誰かがさっきまで座っていた気配が残っていて、
外の世界と、
どこか似ているようで、
少しだけ違う流れが、
ここにはあります。
それでも確かに、
どちらの時間も続いていて、
どちらも、
大切な一日の一部です。



コメント