音色、ふたりなら【ティーアラン制作記録06】

CHARACTERS

ひとりでいると、
彼女の空間は静かなこともあります。

特に趣味の読書中なら、音も少なくて、
時間もゆっくり流れていきます。

でも、気づくと、
いつのまにかもうひとつ音が増えています。

小さな鼻歌のような、
どこからともなく続いている音。

止まることはあまりなくて、
気がつけば、ずっとそこにあります。

静けさは少しだけ遠くなって、
そのかわりに、明るくにぎやかになる。

きちんとしているようで、
どこか少しだけ抜けていて。

でも、誰とでもすぐに話し始めて、
知らないうちに、その場の空気に溶けてしまうような。

たぶん、こういう音は、
ひとつくらいあった方がいいのかもしれません。

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